フラワーカップ2025

3月22日、中山競馬場ではG3フラワーカップが開催されます。

全兄にG1を3勝したエフフォーリアを持つジョスラン、前走で鋭い末脚を見せたゴーソーファー、オークス馬ミッキークイーンの娘であるミッキーマドンナなど、実力馬が出走表明しています。

未来のスター牝馬たちが激突する注目の一戦です。彼女たちの華麗な走りに期待が高まります。

口座開設で最大◎万円のキャッシュバックも!(広告)

フラワーカップ注目馬 4選

ゴーソーファー

前走の中山芝2000メートルの1勝クラスでは、スタートで出遅れ最後方からの競馬となりましたが、3~4コーナーで早めに動き、長く脚を使って勝利しました。このレースで2着だったアロヒアリイは、次戦の弥生賞ディープインパクト記念で3着に入線しており、ゴーソーファーの勝利価値を高めています。また、1800メートル以上の距離では無敗を誇り、中距離適性の高さが伺えます。

スタートに課題がある馬なので、うまくスタートを切って流れに乗れれば重賞勝利も見えてきそうです。

 

パラディレーヌ

前走のつばき賞(1勝クラス、京都芝1800メートル)では、スタート後に中団から進出し、直線で鋭い末脚を発揮して3馬身差の快勝を収めました。この勝利で2連勝を達成し、勢いに乗っています。レースセンスが高く、先行して突き放す脚力は中山コース向きだと思います。

フラワーカップでは川田将雅Jを確保しており、今後のクラシック戦線での活躍にも注目が集まります。

メッシの注目馬を確認!

レーヴドロペラ

通算成績は5戦1勝、2着1回の戦績を持ち、昨年12月のホープフルステークス(GI)では牡馬相手に8着と健闘しました。、9月の芙蓉ステークス(OP)では2着に入線しているように、中山適性の高さを示しています。芝1800メートルは初挑戦となりますが、これまでの経験からここでも好走が期待できる1頭です。

先に紹介した2頭よりは人気薄になることが予想されますので、相手候補にいかがでしょうか?

 

エナジーショット

1月の中山芝2000メートルの新馬戦でデビューし、9番人気ながら好位から抜け出し、1馬身半差で勝利しました。その後、1勝クラス(芝1800メートル)に出走し、2着と健闘。既に中距離戦を2度経験しており、いずれも好位から抜け出す走りができています。

中山芝1,800mの持ち時計は登録メンバーで1位。ここでも舞台適正&距離適性を生かした競馬が期待できそうです。

口座開設で最大◎万円のキャッシュバックも!(広告)

 

名馬クロニクル フラワーカップ

トライアルシーズン真っ只中に開催されるフラワーカップは、実はトライアルレースではありません。そのため、勝ち馬はクラシックでは本命視されることが少なく、毎年メンバーもどこか小粒な印象を持ちます。

今回は、「今思えば好メンツが揃っていたフラワーカップ」を勝利した馬を紹介します。

2006年の勝ち馬 キストゥヘヴンです。

血統が成す豪脚

キストゥヘヴンは、父アドマイヤベガ、母ロングバージン(母の父ノーザンテースト)の間に生まれた牝馬です。父アドマイヤベガは1999年の日本ダービー馬で、母系には日本競馬を支えたノーザンテーストの血が流れ、芝の中距離戦での活躍が期待される配合でした。実際にキストゥヘヴンは、後のクラシック戦線でその血統の良さを存分に発揮することとなりました。

伏兵扱いだったフラワーカップ

未勝利を勝ち上がるまで4戦を要したキストゥヘヴンは、3月の未勝利戦を勝利後、中1週でフラワーカップに出走します。この年は、阪神JF3着のフサイチパンドラや、後にマイルチャンピオンシップを制するブルーメンブラットアイスドールなど、後にトップレベルで活躍する牝馬が集結していました。未勝利を勝ち上がったばかりのキストゥヘヴンは、6番人気(20.7倍)の伏兵扱いとなります。

レースはビューティーパールとフサイチパンドラが2頭で引っ張る展開になり、フサイチパンドラは中段で脚を溜めます。隊列は、「前の2頭+その他」となったまま直線を迎え、フサイチパンドラが満を持して先頭に立つと、後続を突き放す一方に。

このままフサイチパンドラが圧勝するかと思われた矢先、馬場の真ん中から豪脚を繰り出したのは、キストゥヘヴンとブルーメンブラットでした。坂の手前でフサイチパンドラとの距離は一瞬でなくなり、キストゥヘヴンが先頭に立ちます。坂で若干足が鈍ったブルーメンブラットに対して、キストゥヘヴンの末脚は伸びる一方。最後はフサイチパンドラに1.1/2差をつけて快勝します。重賞初制覇を果たすとともに、世代屈指の切れ味の持ち主であることを証明した一戦となりました。この勝利により、桜花賞への出走が叶ったのです。

天国へ捧げるクラシック制覇

桜花賞には2歳女王テイエムプリキュアや、シェルズレイ(レイパパレの母)、アドマイヤキッスなどの世代一線級が集い、キストゥヘヴンは6番人気(13.6倍)とまたも伏兵扱いとなります。

レースは好スタートを切ったアサヒライジングがハナを切り、後続馬群は団子状態で向こう正面を進みます。淡々としたペースで迎えた3、4コーナーで、アサヒライジングがギアを上げ、先行勢には厳しい流れになります。後続勢はアドマイヤキッスが外目から先頭まで押し上げて、馬群はさらに凝縮。キストゥヘヴンはアドマイヤキッスの真後ろから徐々にシフトアップし、最後の直線を迎えることに。

直線では、外をまわったアドマイヤキッスの内からシェルズレイとコイウタが並びかけ、逃げるアサヒライジングに3頭が競りかける展開に。坂の途中でシェルズレイの脚が鈍り、アドマイヤキッスとコイウタが先頭に立ちます。

2頭のマッチレースになるかと思われた矢先、アドマイヤキッスのさらに外を伸びてきたのはキストゥヘヴンでした。逃げたアサヒライジング、それを交わしたアドマイヤキッスとコイウタを豪快に差し切り、見事勝利を飾りました。

父アドマイヤベガは、キストゥヘヴンが誕生して1年後に天国に旅立ちました。桜花賞での勝利は、亡き父へ捧げる「天国へのキス」となったのです。

血は受け継がれる

桜花賞を勝利後、オークスと秋華賞に出走するも結果はどちらも6着と惜敗。クラシックはカワカミプリンセスに2冠達成を許す結果となりました。古馬になってもなかなか勝利をつかむことができず、気づけば桜花賞を勝ってから2年間未勝利状態となります。

それでも2008年9月の京成杯オータムハンデで約2年半ぶりの勝利を飾ると、2009年3月の中山牝馬ステークスも見事勝利。6歳春まで続いた現役生活の最後を勝利で飾ることができました。

引退後は白老ファームで繁殖牝馬となりました。毎年元気な仔を産んでおり、中でも8番仔のタイムトゥヘヴンは、G3ダービー卿チャレンジトロフィーを勝利するなど長らくマイル重賞で好走しています。産駒は豪快な末脚を武器にする馬が多く、アドマイヤベガの遺伝子を感じさせる走りを見せています。

 

 

キストゥヘヴンの産駒は、多くがDMMドリームクラブの所有馬になっています。キストゥヘヴンの2023も現在募集中のようですので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。
口座開設で最大◎万円のキャッシュバックも!(広告)

 

メッシの注目馬

メッシさん
◎ハギノピアチェーレ
前走はスタートから積極的にポジションを取りに行き逃げて快勝した。
単騎逃げでなく、外から常にプレッシャーを掛けらながらのレースはとてもいい経験になったやろう。直線に向いてからもう一度伸び返したあたり、根性を感じる走りやったな。

鞍上は藤懸貴志J。思い切りのいいレースをさせたら結果を出せるタイプのジョッキーよ。ここも積極的に行ってほしい。

ここは単複勝負。他に何もいらないさ。

 

広告
記事が気に入ったらぜひフォローを!