桜花賞2025

今週は牝馬クラシック第1戦桜花賞です。

早速展開イメージと

そこから導き出される注目馬を5頭紹介します!

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桜花賞 前半/後半3F考察

過去10年の傾向

まずは過去10年の桜花賞の前半3F/ラスト3F/1着馬ラスト3Fを一覧にしました。

前半3Fの特徴として、過去8回で35秒を切るタイムが出ていることが挙げられます。

テンが最も速いのが2023年リバティアイランドが勝った年で、モズメイメイが逃げたものです。リバティアイランドが32.9で差切り勝ちしていますが、2着コナコースト・3着ペリファーニアはいずれも先行して残っており、全体的に時計が出やすい馬場だったようです。

最も遅いのは2015年レッツゴードンキが逃げ切った年でした。まんまとスローペースに落としたレッツゴードンキが、最後まで後続を寄せ付けずに勝利しており、圧倒的1番人気のルージュバックは追い上げ及ばず9着に敗れています。

ラスト3Fの特徴として、勝ち馬は33秒台のキレる脚をもっていることが挙げられます。

テンの時計とも関係しますが、スプリント戦のようなハイラップにはならないので、その分上がり勝負になりやすい事を表しています。2023年の32.9を出したリバティアイランド以外にも、2024年のステレンボッシュや、2022年のスターズオンアースも33秒前半の脚を使っています。

最も時計がかかった2020年でデアリングタクトが勝利した年です。

この年は雨の影響でかなりタフな馬場だったので38秒ものタイムがかかりました。あくまで例外として考えるほうが無難でしょう。

桜花賞を勝ちきるには「33秒台のキレる脚が使えること」が重要なようです。

登録馬の走破タイム

出走予定18頭のタイムを一覧にしました。

赤字過去の桜花賞の走破時計にマッチしそうなタイムです。

グレー背景は「1800以上or1300ⅿ以下のレース」のタイムです。

グレーが多いほど、マイル戦の経験が乏しいことになります。チェルビアットやリンクスステップはグレーが多いので、まずはマイルの流れに乗れるかがカギになりそう。アルマヴェローチェもマイル戦は1回と少ないですが、それは阪神JFで1着になったものですので気にしなくていいでしょう。

これをタイム順に並べてみると以下のようになります。

前半3Fの持ち時計トップはエリカエクスプレス。通算成績は2戦2勝なのでサンプルが少ないので、実際はショウナンザナドゥやミストレスの方がテンは速い可能性が高いです。それでも平均タイムは34秒台後半に落ち着きそうな印象です。

ラスト3Fの持ち時計トップはエンブロイダリー。1400ⅿ〜1600mで33秒台前半を連発していますので、上がり勝負になればこの馬の末脚は大きな武器になりそうです。2位はマピュース。重賞では勝利には至っていないものの、コンスタントに33秒台の脚を繰り出せるところは実に桜花賞向きな印象です。

さほどペースが上がらないことが予想され、前目のポジションが取れるショウナンザナドゥやクリノメイは自分のレースが出来そうです。
道中の流れ次第は、究極の上がり勝負も予想されるので、そうなるとエンブロイダリー、マピュース、ウォーターガーベラが台頭してきそうです。

桜花賞 注目馬 5選

エンブロイダリー

注目馬1頭目は、クイーンカップを勝利したエンブロイダリーです。

デビュー戦は夏の新潟の新馬戦で1秒以上差をつけての圧勝。サフラン賞はドスローが影響して5着になったものの、直近2戦を2連勝し桜花賞に進みました。

1勝Cはスローペースを33.1で差し切り勝利し、クイーンカップは先行からの抜け出し勝利と、2走とも異なるレース運びで勝利している点が好印象です。鞍上は、昨年ステレンボッシュで桜花賞を勝利しているジョアンモレイラ。体制に抜かり無しといった印象です。

クリノメイ

2頭目はチューリップ賞を勝利したクリノメイです。

前走チューリップ賞は、道中3番手でレースを運び、スローの展開をうまく利用して勝利しました。阪神JFで見せた気性の幼さは改善されており、今回は心配いらないでしょう。

ここまで4戦3勝と好成績を残しているものの、サフラン賞、チューリップ賞ともに展開の助けがあった印象が強く、おそらく今回も上位人気することは無さそうです。桜花賞も、それほどハイペースになることはないと思われますので、前走の再現は十分可能だと思います。

鞍上は酒井学J。いぶし銀の活躍を期待しましょう。

ナムラクララ

3頭目は紅梅ステークスの勝ち馬ナムラクララです。

前走チューリップ賞は、道中3,4番手でレースを運びますが、あまりにスローペースだったことが影響したのか最後は伸びまけて5着。

レース映像を見ると、内々で脚が溜まっていたウォーターガーベラとザラダンに対して、ナムラクララは3頭分外を回った印象で、2頭との差はその分かなと思います。同じような位置にいたビップデイジーとの着差は最後まで変わっていないので、1600mが長すぎたと判断するのは尚早かなと思います。

鞍上は西村淳也Jが継続騎乗。弱点を補う騎乗ができれば2,3着はアリでしょう。

マピュース

4頭目はクイーンカップ2着のマピュースです。

前走は、先行して抜け出したエンブロイダリーの2着になり、重賞でも十分通用する力があることを示しました。2走前にはクラシックと縁のある赤松賞を快勝しており、マイル適正の高さは出走馬の中でも上位でしょう。

4戦全てマイル戦を選択していて、走るたびに持ち時計を詰めているのも好印象な1頭です。内枠を引き当てましたので道中しっかり脚をため、内から抜け出してこれれば、桜花賞でも好走可能だと思います。

鞍上は田辺裕信J。牝馬クラシック初勝利を今年こそ達成したいものです。

ミストレス

5頭目はダート連戦から戻ってきたミストレス。

出走18頭の中で、唯一純粋な逃げ馬と言える存在でしょう。阪神JFではタフな馬場&外差しが決まる展開を最後まで逃げ粘って0.9秒差の8着。上位3頭が差し馬だったことからも着順以上に戦えた印象です。

直近2戦は地方ダート、海外ダートで敗れていますが桜花賞では参考外でOKでしょう。アルテミスSで短期で逃げて2着になっているように、単騎逃げが叶えば芝のマイルは現状最も得意な舞台と言えます。

矢作厩舎所属で鞍上は坂井瑠星J。おそらく積極的に逃げることでしょう。絡んでくる馬がいなければ馬券内は十分にあり得る存在です。

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桜花賞 メモリアルレース

今回から過去の印象的なレースを振り返るコーナーを始めます。

今週は「2008年桜花賞」です。

大波乱の桜花賞

2008年の牝馬クラシックは、大波乱の結末となりました。

1番人気は2歳女王のトールポピー、2番人気はクイーンカップの覇者リトルアマポーラ、3番人気はファンタジーSの覇者オディールとなりました。2歳女王が1番人気になるのは普通のことですが、単勝オッズは3.8倍と若干割れ加減に。

理由は明白で、トールポピーは前哨戦チューリップ賞を取りこぼし、そこを勝ったのは紅梅S覇者のエアパスカル。もう1つのトライアル・フィリーズRを勝ったのは、そのエアパスカルに紅梅Sで完敗したマイネレーツェル。極めつけは超良血馬ポルトフィーノが出走取消と、力関係がなんともすっきりしないまま本番を迎えたからなのです。

勝ったのは?

レースは最内枠からデヴェロッペが先頭に立って、2番手にエイムアットビップが続きました。道中も淀みのない展開で進んで行き、直線入口でエイムアットビップが先頭に立ちます。

直線坂の手前でもエイムアットビップの手ごたえは衰えることなく、先行勢で決着するかに思われましたが、そこに襲い掛かるのは大外枠のエフティマイア。さらにその外からリトルアマポーラやトールポピーなどの人気勢が押し寄せ、直線は一気に末脚比べの様相を呈します。

エイムアットビップの脚が無くなり、エフティマイアが先頭に立とうとしたその時、社台の勝負服をまとった1頭が鋭い脚を魅せます。

前をいくエフティマイアをゴール前で一気にかわしたのは、12番人気の伏兵レジネッタでした。

小牧太の檄に応えたレジネッタがエフティマイアを差し切って勝利。2着にエフティマイア、3着に5番人気のソーマジック(ソーダズリングの母)が入り、3連単は700万円の大波乱の結果となりました。

過去最大の大荒れレース

このレースは、馬連(196,630円)・ワイド(35,680円)・3連複(778,350円)・3連単(7,002,920円)の4券種で桜花賞の配当金レコードを樹立しました。これを超える大波乱は、16年経った今でもまだ起こっていません。

もしかすると今年あたり、夢の800万円馬券が誕生するかもしれませんね!
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「メッシと競馬」動画更新スケジュール

メッシさん
桜花賞の本命馬は4月11日(金)22時にyoutubeとTiktokで公開するわ。目を見開いて週末まで待ってほしい。勝利は私の手にある。
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