金鯱賞2025

2025年3月16日、中京競馬場でGII金鯱賞が開催されます。昨年の覇者プログノーシスが史上8頭目の同一平地重賞3連覇を目指し、ラヴェルは30年ぶりの牝馬による金鯱賞制覇に挑戦。さらに、丹内祐次騎手とマイネルモーントのコンビも重賞初制覇を狙います。

近年では、ジャックドール(2022年優勝)、ポタジェ(2021年2着)が後の大阪杯を制しているように、ここでの好走が大舞台での活躍に繋がっているのは明らかです。

メッシ
去年の金鯱賞
今まで追い込み一辺倒だったプログノーシスが
4コーナーで2番手にいたんよな。
その時思ったんよ。
お前がそんなレースしたら誰も勝てんわって。

金鯱賞2025有力馬 4選

デシエルト

 

父ドレフォン譲りのスピードとパワーを兼ね備えた万能型サラブレッド。ダートでデビューし、2022年の若葉ステークスでは初の芝レースながら逃げ切り勝ちを収める適応力を見せました。2024年の中日新聞杯(GIII)でも、積極的に先頭を奪い、そのまま押し切る強い競馬を披露。

タフな展開でもバテにくく、持続力のあるスピードはまさに中京向き。金鯱賞でも先行力を活かし、重賞連勝を狙います。

ラヴェル

 

2024年のエリザベス女王杯で12番人気ながら2着に入り、改めて素質馬としての実力を示しました。続く11月30日のチャレンジカップでは、中団追走から直線で抜け出し、約2年ぶりの勝利を挙げました。

金鯱賞では、前が速くなり、直線で持ち味の末脚を活かせる展開になれば馬券圏内の可能性は十分。展開次第で重賞連勝も狙える存在として注目したい一頭です。北村友一J、チャンスです。

ライラック

 

2024年エリザベス女王杯で6着、今年1月のAJCCでは5着と、馬券にはなっていませんが直近は牡馬相手にも健闘しています。ライラックの長所は、末脚の鋭さと持久力。展開が向けば確実に差し込める決め手を持ち、牡馬相手でも善戦できる点が強みです。

金鯱賞では、持ち味の鋭い差し脚が発揮される条件が整えば、馬券圏内も十分狙えるでしょう。多少前が速くなってほしいですね。

マイネルモーント

 

1月の中山金杯で好位追走からしぶとく粘り込み2着、続く2月の白富士ステークスでも2着と安定した成績を残しています。

デシエルトが逃げる展開になった場合、が速いペースで逃げ、後続のスタミナを奪う展開になれば、最後の直線で持久力勝負に持ち込める可能性が高まります。終盤にしぶとく伸びるマイネルモーントの特性を活かせば、金鯱賞での勝利も十分狙えるでしょう。

メッシの注目馬発表!!

 

第9回名馬クロニクル 金鯱賞

ヤマカツエース:変則連覇を達成した名馬

ヤマカツエースは、2016年と2017年の金鯱賞を連覇した馬です。

2016年の金鯱賞には、パドルウィール、サトノノブレス、トーホウジャッカル、ヴォルシェーブなどが出走。

レースはマイネルラクリマが逃げ、パドルウィールが2番手になる形で進み、ややスローペースの展開に。ヤマカツエースは道中、中団で脚を溜めながら進めました。3コーナーから徐々にポジションを押し上げ、直線では外から力強く伸びて先行馬達をかわして勝利。この勝利により、ヤマカツエースは重賞4勝目を飾りました。

2017年の金鯱賞は、ステファノス、ルージュバック、プロディガルサン、ロードヴァンドールなどが出走しました。

レースはロードヴァンドールが果敢に先手を奪い、平均ペースで展開。ヤマカツエースは中団のやや後ろで脚を溜めながら進みました。直線に入ると、先行馬が粘る中、外から鋭く伸びたヤマカツエースが差し切り見事1着。前年に続いて金鯱賞連覇を達成しました。

変則連覇とは?

金鯱賞はグレード制導入後の1984年にGIIIとして位置づけられ、1985年から1995年までは秋(10月または11月)に開催されていました。

1996年にGIIへ昇格し、開催時期が5月に変更されると、宝塚記念の前哨戦として定着。2012年には12月開催へと移行し、有馬記念を目指す馬のステップレースに。そして2017年からは現在の3月開催となり、大阪杯の前哨戦としての役割を担う重要なGII競走となっています。

ヤマカツエースが連覇した2016年~2017年は、移行時期を挟んでいました。そのため2016年12月に勝利してわずか3か月後に再び同じレースを勝利することになったのです。

ヤマカツエースはその後大阪杯でも3着に好走。2018年の金鯱賞で3連覇を目指しますが、スワーヴリチャードの4着に敗れ、金鯱賞3連覇はなりませんでした。同一重賞3連覇の壁は、やはり高かったようです。

 

今年はプログノーシスが金鯱賞3連覇を目指して出走予定です。
ヤマカツエースを超える歴史的快挙を期待しましょう!

 

 

メッシの注目馬

メッシ

◎ラヴェル 単複

金鯱賞はラヴェルで決まりよ。

デシエルトに豊さんが乗る時点で、狂ったハイペースにはならない。きっとオウオウビスケッツと互いに牽制しながらの展開になるはずや。そしてその2頭を出し抜く形を取りたいのが川田将雅が乗るクィーンズウォークよ。

ただクィーンズウォークは最後に足が鈍る。そこを差し切れる脚があるのはラヴェルだと思うんよな。

ラヴェルを選ばなかったことを、将雅は後悔するさ!

 

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スプリングステークス2025

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